天中殺中に独立・起業しても大丈夫?開業・副業・法人設立の注意点
天中殺中に独立や起業をすると、事業は失敗するのでしょうか。
「会社を辞めて独立したい」
「店を開く予定が決まっている」
「副業を始めたい」
「法人を設立する日をいつにすればよいか」
というご相談を受けることがあります。
【先に結論】
天中殺中だから、仕事を一切始めてはいけないわけではありません。
ただし、独立や起業は、転職とは違い、自分で資金、契約、売上、責任を引き受けることになります。
そのため、思いつきで会社を辞める、多額の借入れをする、店舗を借りる、人を雇うなど、後から簡単に戻せない決断は慎重に考える必要があります。
【独立・起業は一日で始まるものではない】
独立には、
・事業を考え始めた時期
・準備を始めた時期
・会社を辞める日
・物件や設備を契約する日
・開業届や法人登記の日
・実際に営業を始める日
という複数の段階があります。
法人を設立する日だけを天中殺の外へ動かしても、事業の内容、資金、契約条件、集客方法が変わるわけではありません。
大切なのは、いつ登記するかだけではなく、「誰に、何を、いくらで提供し、毎月どのくらい売れば生活できるのか」を説明できる状態になっているかです。
【天中殺中でも進めやすい始め方】
天中殺中に新しい仕事を始める場合は、最初からすべてを賭けるのではなく、小さく試す方法があります。
・会社を辞めずに副業として始める
・店舗を借りずに、自宅やオンラインで試す
・高額な設備を買わず、必要なものだけ用意する
・一人で始め、人を雇う時期を遅らせる
・実際にお金を払うお客様がいるか確認する
このように、失敗しても生活全体が崩れない形で始めることが大切です。
【特に慎重にしたい独立・起業】
■売上の見込みがないまま会社を辞める
「独立すれば何とかなる」と考え、収入の見込みがないまま退職すると、生活費を払うために焦って判断しやすくなります。
まず副業や小さな販売から始め、実際にお客様がお金を払ってくれるか確認します。
■大きな借入れや長期契約をする
店舗、事務所、高額な設備、長期間の賃貸契約は、売上がなくても支払いが続きます。
始める費用だけでなく、売上が少ない状態でも半年から一年続けられる資金があるかを確認します。
■経験のない業種へ勢いで参入する
「これから流行る」「簡単に稼げる」と勧められ、経験のない仕事を始める場合は注意が必要です。
市場の大きさだけでなく、自分がその仕事を続けられるのか、必要な技術や許可があるのかを確認します。
■共同経営者に任せきりにする
友人や知人から誘われた事業でも、お金、役割、利益の分け方、辞める場合の条件を書面にしておく必要があります。
「信頼しているから大丈夫」という理由だけで契約を曖昧にしないことが大切です。
■フランチャイズや高額な講座へ申し込む
本部の説明や成功例だけで判断せず、初期費用、毎月の支払い、解約条件、実際の利益を確認します。
「今だけ」「今日決めれば安くなる」と契約を急がされた場合は、その場で申し込まず、一度持ち帰って考えます。
■独立と引っ越しを同時に行う
会社を辞め、事業を始め、住居や店舗まで同時に変えると、問題が起きたときに原因が分からなくなります。
できるだけ一度に多くのことを変えず、順番を決めて進めます。
【独立前に確認する5項目】
1.誰がお客様になるのか
「多くの人に利用してほしい」ではなく、どのような悩みを持つ人が、何のためにお金を払うのかを具体的にします。
2.毎月いくら売れば生活できるのか
家賃、仕入れ、広告費、通信費、税金、保険、生活費を計算し、必要な売上を確認します。
3.売上が少ない期間を何か月耐えられるか
独立直後から安定して売れるとは限りません。売上が少なくても生活と事業を続けられる資金を準備します。
4.契約内容を自分で確認したか
物件、設備、借入れ、共同経営、フランチャイズなどの契約は、解約条件や違約金まで読みます。不明な点は、契約前に専門家へ確認します。
5.うまくいかなかった場合の戻り方があるか
事業を縮小する時期、撤退する売上額、再就職の可能性などを先に決めておくと、感情だけで続けることを防げます。
【まとめ】
天中殺中の独立・起業は、始めること自体がすべて悪いわけではありません。
ただし、会社を辞める、大きな借入れをする、店舗を契約する、人を雇うなど、後から戻しにくい決断は慎重に進める必要があります。
すでに独立や開業の予定がある方は、本人の生年月日だけでなく、準備を始めた時期、開業日、事業内容、資金、契約状況まで合わせて確認します。