TVドラマ『僕らは奇跡でできている』
皆さんはテレビドラマお好きですか?
今期、非常に興味深いテレビ番組が2つあります。
1つは、毎週火曜日21時からフジTVで放送している、
「僕らは奇跡でできている」
です!
毎週見ているのですが、夢中で見ていて皆さんにお伝えするのが遅れてしまいました。
そもそもテレビドラマは、
いまある時代の問題や、近い将来に問題になりそうなものが作品の題材になります。
当然ですが(^^)
常識や他人の目に囚われて、純粋な自分の気持ちを忘れてしまう現代ですが、
素直な自分の心と対話をすることが、バランスのとれた自分を作ることになる。
こんなことを考えさせてくれる番組です。
よかったら皆さんも見てください。
気に入っていただけると思います。
もう一つは、
これもなんと、フジTV土曜日23時から放映している、
「結婚相手は抽選で」
です。
こういう題材を取り上げて、大学の講義で授業をすることがあります。
占いの講義では論点がずれるので、世間話にしかなりませんが笑
本当は皆さんと話をしたいところではありますが、叶わなくて残念です。
皆さんなりに考えていただければうれしいです。
内容は、
国が、法律で少子化対策の為、独身者は強制的に結婚をしなくてはいけないと言う設定の番組です。(原作があるようです)
実は、設定を置き換えることで、国のあり方と我々のあり方が想定できるのです。
パノプティコン理論です。
日本にはきちんとした憲法があるので、本来、強制と言うものはないはずですが、
時代によってはそういうものが出てきてしまうのです。
題材は、強制的な結婚と言う事ですが、
今の時代、
国が、こうしなくてはいけない!などと一方的に物事を決めがちになっています。
消費税もそうですね。
そのような時代には、ぴったりの内容かもしれません。
人にはそれぞれ事情があり、
結婚したくない人もいますし、
個人の理由があるのです。
当然結婚しても良いのですが。。
性格も性質も人それぞれです。
自分を抑え込んでしまう人、
自分を出し過ぎてしまう人、
相手に理解されない人、
潔癖症な人、
家庭に事情がある人、
体型容姿での劣等感と戦った人、
妊娠出来ない人、
いじめや同調圧力、
自分をさらけ出せない、
など
世間ではパワハラ、モラハラなど言葉があり、無神経な大人たちが我々を傷つけたりします。
生き方を1つに決め、
権力者の考えの枠にあてはめようとする、そんな一方的な考えを容認していいのだろうか?
という疑問を投げかける形で作られた番組です。
①自分の生き方を世の中に主張していい権利と、
②権力者に、個人の思いを認めて欲しいと言う権力者に対するメッセージと、
③権力者に対してどう挑めばよいかを見せてくれる番組でもあります。
こんなにも違うアプローチですが、
共有できる感覚をみんなが持ち合えば嬉しいなと思います。
伽鳳でした。
前の記事へ
次の記事へ